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お盆に関する注意事項

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●新盆のタブーとは?●

人が亡くなってからはじめて迎えるお盆のことを「新盆(にいぼん)」といい、通常のお盆とは若干形式が異なっています。まず、注意しなくてはならないのが日にちです。新盆は忌中(死後49日間)におこなってはいけません。もし、忌明け前にお盆を迎える場合は、その年のお盆は通常通りおこない、新盆は翌年におこないます。
新盆は、通常のお盆より丁寧におこないます。例えば、新盆のお供物には普段のお供物の他に、故人の好物なども供えます。そして、親族や故人に縁のあった人たちを招き、精進料理を振舞います。もちろんお経をあげることも忘れずに。また、先祖の仏壇や盆棚とは別に、新盆用の盆棚を作る家庭もあります。
この他の風習は、通常のお盆とほぼ同じですが、注意しなくてはならない点が他にもあります。そのひとつがお墓参りの順番です。もし故人と先祖のお墓が分けられている場合、先祖のお墓からお参りをします。また、新盆で使う盆提灯には新しいものを用意し、行事が終わり次第処分します。つまり、新盆で使う盆提灯は1回限りの使用なのです。この盆提灯は親族から贈られる習わしですが、最近では盆提灯代として金銭を贈り、盆提灯自体はあらかじめ家族が用意することが多いようです。

●お盆期間中は海に入っていけないの?●

「お盆の間に海や川に入ると、死者に足を引っ張られる」といういい伝えは、昔から地域を問わず広く伝えられているようです。実際に霊が足を引っ張るわけはないのですが、この時期に水場に入ることを禁止したのには、それなりに根拠があるのです。
第一に、お盆以降はクラゲが発生しやすいのです。発生量が増えるわけではないのですが、クラゲが最も大きく育つのがお盆の時期なのです。現在でもクラゲによる被害を抑えるために、お盆以降は閉鎖にしてしまう海水浴場がいくつかあります。他にも、お盆以降は水温や潮流が不安定なため、事故が起こりやすいといわれています。また、昔からお盆期間中を仕事の休息期間とする人が多く、水難に遭った際にすぐに助けることができなかったことも理由としてあげられます。このように、お盆の間に水場に入ることを禁止したのは、それなりの理由があるのです。とはいえ、安全がきちんと確保されている水場であれば、お盆期間中に入っても、まったく問題はありません。

●お盆は年に3回もある?!●

お盆の行事をおこなうのは、もちろん1年に1回です。ただし、お盆の日にちは地域によって異なっており、実は3つ存在します。この事態は、明治時代の改暦により起こったもので、もともとは旧暦の7月13日から16日におこなわれていました。しかし、旧暦の日にちをそのまま移動した場合ですと、農村では繁忙期にあたってしまい、とてもお盆行事をやる余裕はありませんでした。そのため、月遅れの8月におこなう地域が現れたのです。月遅れの新暦8月13日〜16日のお盆は主に西日本でおこなわれており、東日本では新暦の7月13日〜16日におこなっているところが多数あります。また、ごく少数ですが旧暦のままの日にちでおこなっている地域もあり、この場合、新暦上の日にちは年ごとに変わります。

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