●「盆踊り」はご先祖さまへのもてなしのひとつ?●
夏祭りの催し物のひとつ「盆踊り」は、もともとはお盆におこなわれていた行事です。お盆にやってくる先祖の霊に対して、無礼なおこないをすると、バチが当たるといわれます。したがって長期間にわたって霊が現世にとどまるのも、考え物です。そこでもてなしの気持ちを表すとともに送迎会の意味合いも兼ねて、盆踊りを踊るようになったそうです。また、平安時代の僧侶・空也上人によってはじめられた「念仏踊り」が、盂蘭盆会の行事と結びつき、死者を供養する盆踊りになったとする説も存在します。ちなみに、観光イベントとして有名な「阿波踊り」も、もとは念仏踊りだったといわれています。他にも、現世へ戻ってきた霊が供養によって成仏できた喜びを踊りで表したことからはじまったともいわれており、真相はハッキリとはしていません。●「大文字の送り火」は誰がはじめた?●
8月16日に京都でおこなわれる「大文字の送り火」は、お盆の「送り火」の一種です。山を使って炎で文字が表されるという、非常に大掛かりな送り火ですが、その起源について、文献上の記述は一切残されておりません。●精霊流しは「送り火」の一種?●
「精霊流し」とは、わらなどで作った舟に供物や灯ろうをのせて、海や川に流す行事のことです。おもにお盆の最終日におこなわれ、先祖の霊はこの船に乗り、あの世へと戻るとされています。つまり、「送り火」と同じ意味合いの行事なのです。